大負けのおっさん
「明日、面白いレースがあるんだ!」
会社の厚生費を焼く肉食い放題で浪費しようと決め、集まった金曜の夜。霧島が言い出した。ラビも霧島も仕事だったので中間点の品川付近に集まったのだが、その後の遊びはまったく考えてなかった。普段ならボーリングかカラオケなのだが、翌週に会社のボーリング大会があるのでボーリングと決めていた私であるが、一晩過ごす方法がカラオケしか思いついてなかったので非常に興味があった。
まあ、平和島もあるので競艇でもいいかなと思っていたが、まだ、レース当日でもなく、パドックで馬も見ていないのにこの自信・・・金欠気味のラビと説き伏せて決定となる。
1度霧島宅に行き車を調達したのだが、車中で一晩過ごすことになったので毛布を運ぶ際、階段から転げ落ちる霧島を見て、「こりゃ、だめかもな・・・」と思わせた。
さて中山競馬場が決戦の場となった,久々の競馬場で楽しくなってきた私は朝からビールともつ煮で盛り上がってきた。普段はG1開催を見にきてるので大変な混雑なのだが、土曜日開催は非常に良い混み具合だったのでパドックで馬を見てはレースはスタンドで座って応援。非常に余裕があった。
問題はひとつ。ぜんぜん当たらない。新聞は読むが退屈なので13番の馬の連やら、馬単を買うのだが当たらない。その間、霧島は障害レースで万馬券を当てる。ラビも当てはしている・・・。まずい。
その日の掛け金すべてとその日の食費は稼ぐ。というのが私の自慢だったのに・・・・どんどん細くなる私の財布。
そして、霧島自信満々の第11R夕刊フジオーシャン。奇遇にも霧島推薦の馬を買っていた私。それに乗るラビ。
結果、3人とも敗北。
それでも霧島は障害レースで黒字で中央レースも集計で黒字となるとか。私は大井競馬以来の全敗北。しかし、自信満々だったわりにはレースを外して、レース中、そば食いながら結果も気にしてなかった障害レースで黒字になった霧島の勝負強さは・・・・微妙だな。
書きたいネタはいろいろあるが、中々楽しめた連休だった。
次回「初めての・・・煙管」